結論:最初はNode.jsのLTSを入れ、Claude Desktopは公式配布元から導入する
WindowsでClaude DesktopとローカルMCPを使い始める際は、最初にClaude Desktopを公式配布元から導入し、Node.jsはLTS版をインストールするのが基本です。手動のJSON設定でnpxを使うfilesystem MCPなどは、Node.jsとnpmを必要とします。
ただし、Claude DesktopのDesktop ExtensionsにはNode.jsを同梱するものもあります。すべてのMCP利用にローカルNode.jsが必須というわけではありません。この記事では、何を使うときにNode.jsが必要かを切り分け、Windowsで安全に動作確認する手順を解説します。
この記事で準備できること
| 目的 | この記事で行うこと |
|---|---|
| Claude Desktopを使い始める | 公式サイトからWindows版を導入し、サインインと更新状態を確認する |
| 手動設定のMCPを試す | Node.js LTS、npm、npxが使えることをPowerShellで確認する |
| filesystem MCPへ進む | 広い業務フォルダではなく、空のテストフォルダから開始する |
まず確認する:Desktop Extensionと手動MCP設定の違い
Claude Desktopでは、.mcpb形式のDesktop ExtensionをSettings > Extensionsから導入できます。この方式では、Extension側にNode.js環境が含まれる場合があり、利用者がNode.jsを別途インストールしなくてもよいことがあります。
一方、claude_desktop_config.jsonへ設定を追加し、npxでfilesystem MCPサーバーのようなパッケージを起動する場合は、WindowsにNode.jsとnpmが必要です。これからfilesystem MCPを手動設定する人は、以下の手順でNode.jsを準備してください。
Step 1:Claude Desktopを公式サイトから導入する
- Claude公式ダウンロードページを開きます。
- 利用するWindows PCに合うインストーラーを選びます。一般的なPCはx64、Arm搭載PCはArm64を選択します。判断がつかない場合は、Windowsの設定 > システム > バージョン情報で「システムの種類」を確認してください。
- ダウンロードしたインストーラーを実行し、画面の案内に従ってインストールします。
- Claude Desktopを起動し、組織または個人で利用を許可されたアカウントでサインインします。
- 設定画面でバージョンと更新状態を確認します。
会社PCでは、アプリのインストールや個人アカウントでの利用が許可されていない場合があります。技術的に導入できても、組織のAI利用方針、ソフトウェア導入ルール、情報の取り扱いを優先してください。
Step 2:Node.jsはLTS版を選ぶ
Node.js公式ダウンロードページでは、LTS版とCurrent版が案内されています。MCPの手動設定を初めて行う場合は、検証の再現性と長期サポートを重視してLTS版を選びます。Current版は新機能を早く試せますが、この記事の目的である安定したセットアップには必須ではありません。
- Node.js公式サイトで、Windows用のInstaller (.msi)を選びます。
- 通常はx64を選択します。Arm搭載PCではArm64を選びます。
- インストーラーを起動し、特別な理由がなければ標準設定のまま進めます。
- ネイティブモジュールのビルド環境は、通常のMCP利用だけなら必須ではありません。必要性が分かる場合だけ追加してください。
Step 3:PowerShellでNode.js、npm、npxを確認する
インストール後は、新しくPowerShellを開いて次のコマンドを実行します。
node --version
npm --version
npx --version
それぞれバージョン番号が表示されれば、手動MCP設定に必要なNode.js環境は準備できています。nodeやnpmが見つからない場合は、PowerShellを閉じて開き直し、それでも解決しなければWindowsを再起動します。
PowerShellでnpmの実行ポリシーエラーが出る場合でも、安易に組織のセキュリティ設定を変更しないでください。会社PCでは管理者または情報システム部門へ確認し、個人PCではNode.jsの公式案内と現在のポリシーを確認してから対応します。MCPの実行方式として、Windowsのfilesystem MCPはcmd /c npxを使う構成も案内されています。
Step 4:MCPで使うテストフォルダを作る
環境が整っても、いきなりDesktop、Downloads、業務のOneDrive同期フォルダをMCPに許可しないでください。エクスプローラーでDocuments\MCP-Testのような空のテストフォルダを作り、機密情報を含まないsample.txtだけを置きます。
filesystem MCPは、許可したディレクトリ内で読み取り、書き込み、編集、移動、削除を実行できます。最初の検証範囲を小さくすることが、誤操作と情報取り扱いのリスクを抑える基本です。
Step 5:filesystem MCPの設定へ進む
ここまで確認できたら、次の記事でfilesystem MCPを設定します。Windowsでは、設定ファイルの場所、cmd /c npxを使うJSON例、OneDriveの実体パス、接続ログの場所、接続確認の順に進めます。
WindowsでClaude Desktopのfilesystem MCPを設定する手順を開き、最初は先ほど作成したテストフォルダだけを許可してください。
よくある確認ポイント
| 状況 | 確認すること |
|---|---|
| Claude Desktopが導入できない | PCのアーキテクチャ、組織の導入ルール、公式配布元かどうかを確認する |
nodeやnpmが見つからない | 新しいPowerShellを開く。再起動後も解決しない場合はインストール状態とPATHを確認する |
| Node.jsが本当に必要か分からない | Desktop Extensionなら不要な場合がある。JSONでnpxを起動する手動設定なら必要 |
| 会社のOneDriveを扱いたい | 技術的な設定より先に、生成AI・同期フォルダ・業務情報の利用方針を確認する |
関連する記事
Claudeのモデル名、提供状況、退役の考え方は、Claudeモデルの歴史とライフサイクルで確認できます。Claude CodeとClaude Desktopの役割の違いを知りたい場合は、Claude Codeとは?Claudeとの違いと機能を解説も参考にしてください。
参考資料
- Claude: Download desktop app
- Anthropic Support: Getting Started with Local MCP Servers on Claude Desktop
- Node.js: Download Node.js
- Model Context Protocol: Connect to local MCP servers
MCPを使い始める前に、できること・できないことや安全上の注意点を確認しておきましょう。
接続設定の前にMCP自体の仕組みを確認したい場合は、「MCPとは?できること・できないこと」で詳しく解説しています。


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