Claudeはいつからある?モデル名の歴史と寿命(ライフサイクル)を整理

目次

結論:Claudeは2023年3月14日に登場した

Anthropicは2023年3月14日にClaudeを発表し、チャットインターフェースとAPIでの提供を始めました。これがClaudeの出発点です。

先に要点だけ整理します。

  • いつからあるか:2023年3月14日に広く提供が始まった
  • 現在の主力:Claude Fable 5、Claude Opus 5、Claude Sonnet 5、Claude Haiku 4.5
  • 注意すべき点:Claude 3.5 Sonnetをはじめ、実務で広く使われたモデルの多くは既に退役し、APIリクエストが失敗する状態にある

この記事の情報は、2026年8月16日時点のAnthropic公式ドキュメントを基準にしています。モデルの提供状況は変わるため、実際に使う前に最新の公式ドキュメントを確認してください。

2026年8月時点の現行Claudeモデル

公式のModels overviewでは、「Latest models comparison」として次の4モデルが並んでいます。

モデルClaude API IDコンテキスト最大出力価格(100万トークンあたり)thinking
Claude Fable 5claude-fable-51M tokens128k tokens入力 $10 / 出力 $50adaptive thinking(常時有効)
Claude Opus 5claude-opus-51M tokens128k tokens入力 $5 / 出力 $25adaptive thinking
Claude Sonnet 5claude-sonnet-51M tokens128k tokens入力 $2 / 出力 $10adaptive thinking
Claude Haiku 4.5claude-haiku-4-5-20251001200k tokens64k tokens入力 $1 / 出力 $5extended thinking

用途の目安はこう考えると整理しやすいはずです。最も難しい推論や長時間動き続けるエージェント作業はFable 5、複雑なエージェント型コーディングや業務システムはOpus 5、速度と知能のバランスを取りたい日常的な業務用途はSonnet 5、分類や短い要約のような大量処理はHaiku 4.5です。

Mythos 5は一般提供ではない

Claude Mythos 5は、Fable 5と同じ2026年6月9日に発表されました。ただしこちらはProject Glasswingの承認済み顧客向けの限定提供で、招待制です。一般ユーザーが「次はMythos 5を使えばよい」と考える対象ではありません。記事や社内資料でClaudeのモデル名を並べるときは、Mythos 5を一般提供モデルとして書かないよう注意してください。

Latest欄にないモデルが「使えない」わけではない

Models overviewには「Legacy models」の欄があり、Claude Opus 4.8、Opus 4.7、Opus 4.6、Sonnet 4.6などはそちらに掲載されています。

ここで混同しやすいのですが、Models overviewの「Latest/Legacy」という掲載区分と、Model deprecationsページで示されるライフサイクル状態は別の軸です。Legacy欄に移ったモデルの中にも、Model deprecationsの状態表では2026年8月16日時点でActiveと記載されているものがあります。掲載欄が変わったことと、利用できなくなったことは同じ意味ではありません。実際に使えるかどうかは、必ずModel deprecationsの状態表で確認してください。

Claudeモデルの歴史:登場から現在までの年表

Claudeの歴史は、新しいモデルが増えていく歴史であると同時に、古いモデルが利用不可になっていく歴史でもあります。両方を同じ時系列に並べると、モデルの寿命が見えてきます。

日付出来事
2023年3月14日Claudeを発表。チャットとAPIで提供開始
2023年7月11日Claude 2を発表
2024年3月4日Claude 3ファミリー(Opus、Sonnet、Haiku)を発表
2024年6月21日Claude 3.5 Sonnetを発表
2024年11月6日Claude 1系とClaude Instant系が退役
2025年2月24日Claude 3.7 Sonnetを発表
2025年5月22日Claude 4世代(Opus 4、Sonnet 4)を発表
2025年7月21日Claude 2、Claude 2.1、Claude 3 Sonnetが退役
2025年9月29日Claude Sonnet 4.5を発表
2025年10月15日Claude Haiku 4.5を発表
2025年10月28日Claude 3.5 Sonnetが退役
2025年11月24日Claude Opus 4.5を発表
2026年1月5日Claude 3 Opusが退役
2026年2月5日Claude Opus 4.6を発表
2026年2月17日Claude Sonnet 4.6を発表
2026年2月19日Claude 3.7 Sonnet、Claude 3.5 Haikuが退役
2026年4月16日Claude Opus 4.7を発表
2026年4月20日Claude 3 Haikuが退役
2026年5月28日Claude Opus 4.8を発表
2026年6月9日Claude Fable 5とClaude Mythos 5を発表
2026年6月12日米国政府の輸出管理指令により、Fable 5とMythos 5へのアクセスを全ユーザー向けに停止
2026年6月15日Claude Sonnet 4、Claude Opus 4が退役
2026年6月30日輸出管理が解除。同日、Claude Sonnet 5を発表
2026年7月1日Fable 5の提供を再開
2026年7月24日Claude Opus 5を発表
2026年8月5日Claude Opus 4.1が退役

この年表を眺めると、いくつかの傾向が読み取れます。

まず、発表から退役までの間隔は一定ではありません。Claude 3.5 Sonnetは2024年6月21日の発表から2025年10月28日の退役まで約1年4か月でした。一方、Claude 3.7 Sonnetは2025年2月24日発表、2026年2月19日退役でおよそ1年です。「新しい世代だから長く使える」とは限らない、というのが実際のところです。

次に、2026年に入ってから世代交代のペースが上がっています。Opus系だけを見ても、4.6、4.7、4.8、そして5が半年強の間に並んでいます。半年前に書いた手順書のモデル名が現行でない、という状況は普通に起こります。

系列の考え方も補足しておきます。Claude 3世代でOpus、Sonnet、Haikuという3つの役割分担が定着し、高性能なOpus、バランス型のSonnet、軽量で高速なHaikuという見方が広まりました。この整理は現在のモデル選定にもそのまま使えます。2026年6月にはOpusの上にMythosクラスが加わり、Fable 5とMythos 5がそこに位置づけられています。

退役済み・移行対象モデル一覧

退役したモデルは利用できず、リクエストは失敗します。設定ファイルやサンプルコードに次のIDが残っていないか確認してください。

API model name退役日推奨される移行先
claude-opus-4-1-202508052026年8月5日claude-opus-4-8
claude-opus-4-202505142026年6月15日claude-opus-4-8
claude-sonnet-4-202505142026年6月15日claude-sonnet-4-6
claude-3-haiku-202403072026年4月20日claude-haiku-4-5-20251001
claude-3-7-sonnet-202502192026年2月19日claude-sonnet-4-6
claude-3-5-haiku-202410222026年2月19日claude-haiku-4-5-20251001
claude-3-opus-202402292026年1月5日claude-opus-4-8
claude-3-5-sonnet-202406202025年10月28日claude-sonnet-4-6
claude-3-5-sonnet-202410222025年10月28日claude-sonnet-4-6
claude-2.0 / claude-2.12025年7月21日claude-opus-4-8
claude-3-sonnet-202402292025年7月21日claude-sonnet-4-6
claude-1.x / claude-instant-1.x2024年11月6日claude-haiku-4-5-20251001

推奨される移行先は公式が示しているものです。ただし、これは「置き換えれば同じ結果が出る」という意味ではありません。出力の癖、長文の扱い、ツール利用、指示追従、コストは変わるため、移行後にプロンプトの再検証が必要です。

Activeなモデルと退役予定日の目安

Model deprecationsの状態表では、Activeなモデルにも「これより早くは退役しない」という日付の目安が示されています。2026年8月16日時点の主なものは次の通りです。

API model name状態退役日の目安
claude-fable-5Active2027年6月9日より早くはならない
claude-opus-5Active2027年7月24日より早くはならない
claude-opus-4-8Active2027年5月28日より早くはならない
claude-opus-4-7Active2027年4月16日より早くはならない
claude-opus-4-6Active2027年2月5日より早くはならない
claude-opus-4-5-20251101Active2026年11月24日より早くはならない
claude-sonnet-5Active2027年6月30日より早くはならない
claude-sonnet-4-6Active2027年2月17日より早くはならない
claude-sonnet-4-5-20250929Active2026年9月29日より早くはならない
claude-haiku-4-5-20251001Active2026年10月15日より早くはならない

長期運用のワークフローを設計するときは、性能だけでなくこの列も見てください。数か月単位で見直しが必要なモデルと、1年以上先まで目安が置かれているモデルでは、組み込み方が変わります。

Active・Legacy・Deprecated・Retiredの違い

公式はモデルのライフサイクルを4つの状態で説明しています。

  • Active:完全にサポートされ、利用が推奨される状態。新規実装はここから選ぶ
  • Legacy:更新は行われず、将来Deprecatedになる可能性がある状態
  • Deprecated:まだ動作するが推奨されず、退役日と推奨移行先が示された状態。この段階に入ったら検証と移行計画を始める
  • Retired:利用できない状態。リクエストは失敗する

前述の通り、Models overviewの「Legacy models」欄に掲載されていることと、この4状態のLegacyやDeprecatedであることは、そのままイコールではありません。掲載欄はドキュメント上の見せ方、状態はライフサイクル上の扱いです。判断はModel deprecationsの状態表を基準にしてください。

退役は原則として60日以上前に通知される

公開済みモデルの退役については、原則として最低60日前に通知されます。裏を返せば、通知を受け取る導線がない運用は危険です。APIキーを管理しているアカウントの通知先メールアドレスが現在も有効か、担当者の異動で宛先が失われていないかは、棚卸しの対象に入れてください。

提供経路によって日程が異なる

Anthropicが示す退役日程は、Claude API、Claude Platform on AWS、Microsoft FoundryといったAnthropic運営側のプラットフォームに適用されます。一方、Amazon BedrockとGoogle Cloudはパートナー運営で、独自の日程になり得ます。

同じモデル名でも、どの経路で使っているかで確認すべきドキュメントが変わります。社内で複数のクラウド経由のClaudeを併用している場合は、モデル名だけでなく提供経路も棚卸し表の列に入れてください。

Fable 5とMythos 5の提供停止・再提供から分かること

2026年6月には、退役とは別の理由でモデルが使えなくなる事例がありました。

  • 6月9日:Fable 5とMythos 5を発表
  • 6月12日:米国政府の輸出管理指令を受け、両モデルへのアクセスを全ユーザー向けに停止
  • 6月30日:輸出管理が解除
  • 7月1日:Fable 5の提供を再開

Mythos 5についても対応が行われていますが、アクセス範囲はFable 5と同一ではありません。両者を同じ提供状態として扱わないでください。

運用の観点で読み取るべき点は一つです。モデルは、退役予定日の管理だけでは守れないということです。発表から数日で利用できなくなる状況が実際に起きました。特定のモデルIDに依存した処理が業務の中心にある場合は、代替モデルへ切り替えられる構成にしておくことが現実的な備えになります。設定値をコードへ直接書かず、環境変数や設定ファイルで差し替えられるようにしておく、というレベルの対策でも効果があります。

モデルIDを固定値として管理する理由

公式ドキュメントでは、ClaudeのモデルIDは固定スナップショットだと説明されています。日付入りのIDはもちろん、Claude 4.6世代以降の日付なしIDも、常に最新版を指すポインタではありません。

これは再現性の面では利点です。同じIDを指定していれば挙動が勝手に変わることはありません。同時に、放置していても自動的に最新化されないということでもあります。モデルを更新したいなら、設定を変え、プロンプトを再検証し、出力品質とコストを見直す作業が必要です。

設定ファイルの所在を把握しておく

固定値として管理するということは、裏返せば「どのファイルに書いてあるか」を全部把握しておくということです。ここが曖昧なままだと、移行のたびに探し回ることになります。

たとえばMCP(Model Context Protocol)を使っている場合、設定はJSONファイルで管理されます。ファイルの場所と編集手順は【Windows対応】Claude MCPの有効化手順【設定ファイル・OneDrive対策・動作確認ガイド】で解説しています。OneDrive配下にあると同期の影響を受けるといった環境固有の落とし穴もあるため、棚卸しの前に自分の設定ファイルがどこにあるかを確認しておくと作業が速くなります。

移行時に見落としやすいパラメータ

モデルIDを新しくするとき、リクエストの他の部分も見てください。Claude Opus 4.7以降では、temperaturetop_ptop_kを既定値以外で指定すると400エラーになります。古いモデル向けに書かれたコードをそのまま新しいモデルへ向けると、モデル名は正しいのにリクエストが通らない、という状態になり得ます。

モデル選定で見る5つの観点

Claudeを選ぶときは、少なくとも次の5つを見ると整理しやすくなります。

  1. 能力:難しい推論や長期のエージェント作業か、短い定型処理か
  2. 価格:入力と出力の単価。大量処理では出力側の差が効く
  3. コンテキスト長:長い資料を丸ごと扱う必要があるか
  4. 出力上限:長大なレポートやコード差分を一度に出す必要があるか
  5. 寿命:Active/Legacy/Deprecated/Retiredのどれか、退役日の目安はいつか

最上位モデルをすべての用途に使う必要はありません。短い分類や大量の定型処理ならHaiku系で十分なことがあります。一方、複数ファイルにまたがる設計変更や長い仕様書の読解ではSonnetやOpus、さらに難度の高い作業ではFable 5を検討する、という段階分けが実務的です。

ベンチマークより、自分の代表タスクで測る

ベンチマークは参考になりますが、あなたの業務そのものではありません。記事執筆、議事録要約、コードレビュー、営業メール、データ分類では評価軸が違います。

モデルを切り替えるたびに、自分の代表タスクを5〜10個ほど用意して比較してください。同じ入力、同じ評価基準で候補モデルを試し、品質、速度、コスト、再現性、失敗時のリカバリーのしやすさを記録します。SNSの評判よりも、こちらの方が実務の判断材料になります。

再検証では「動いたか」だけでなく、期待した品質か、余計な説明が増えていないか、出力形式が安定しているか、コストが増えていないかまで見ます。

今日やるモデル利用の棚卸し

モデル名は、思った以上にあちこちへ残ります。APIの環境変数、設定ファイル、SDK呼び出し、社内ツール、チャットボット、RAG、エージェント、バッチ処理、ノーコード自動化、プロンプト管理ツール。さらにGitHubのサンプルコード、社内ドキュメント、研修資料、動画の概要欄、過去記事。

そこに退役済みのモデル名が混じっていると、読者や利用者は「書いてある通りにやったのに動かない」という状態になります。Claudeの歴史を整理する実務的な意味は、この依存先の棚卸しにあります。

手順

  1. Claudeを使っている場所をすべて洗い出す
  2. 各箇所で指定しているモデルIDと提供経路(Claude API、Bedrock、Google Cloudなど)を記録する
  3. Model deprecationsの状態表と照合し、Active/Deprecated/Retiredのどれかを記録する
  4. Retiredが見つかったら、代替候補を決めて即対応する
  5. Deprecatedが見つかったら、退役日までの移行計画と検証担当を決める

APIの利用実績から確認したい場合は、Claude ConsoleのUsageページからCSVをエクスポートすると、APIキー別・モデル別の利用状況を確認できます。設定ファイルの検索だけでは拾えない、実際に動いている呼び出しを見つけるのに向いています。なお、社外のツールへ社内情報を貼り付ける必要はありません。棚卸しは手元の管理表で完結します。

洗い出しの対象は、サーバーやクラウド上の設定だけではありません。手元のPCで動いているデスクトップアプリやローカルのMCPサーバーも、モデルIDやNode.jsのバージョンといった依存先を抱えています。ローカル環境をこれから整える場合や、現在の構成を確認したい場合は【Windows対応】Claude Desktop+Node.jsのセットアップ手順【MCP準備ガイド】を参照してください。

移行表の列

管理表は複雑にしなくて構いません。次の列があれば足ります。

利用場所/現在のモデルID/提供経路/用途/状態/退役日または目安/代替候補/検証担当/更新期限

記事、教材、動画概要欄の扱い

公開済みのコンテンツは、削除する必要はありません。「当時のモデルに基づく記録である」「現在は退役済みである」「現行モデルでは再検証が必要である」といった注記を添えると、読者に対して誠実です。

情報発信では、断定よりも日付が有効です。「2026年8月16日時点」「Claude APIで確認」「Bedrockでは別途確認が必要」のように条件を書いておくと、記事の寿命が伸びます。

Claude Codeで使うモデルを確認・指定するには

Claude Codeでも、使用するモデルは切り替えられます。起動時のオプションで指定する方法と、セッション中にコマンドで切り替える方法があります。Claude Code自体の位置づけやチャット版Claudeとの違いはClaude Codeとは?Claudeとの違いと機能を解説で解説しています。

ここで押さえておきたいのは一点だけです。退役済みのモデル名を指定しても動きません。古い記事や手順書に載っているモデル名をそのまま入力すると失敗するため、この記事の「退役済み・移行対象モデル一覧」で状態を確認してから指定してください。

具体的なオプションの書式、指定できるモデル名の確認方法、指定に失敗したときのエラーの読み方については、実機で検証したうえで別途詳しく整理する予定です。

まとめ

Claudeは2023年3月14日に登場し、Claude 2、Claude 3、3.5、3.7、4系を経て、2026年8月時点ではFable 5、Opus 5、Sonnet 5、Haiku 4.5が主力になっています。その裏側では、かつて主力だったモデルが次々と退役してきました。

Claudeを業務で使う人に必要なのは、最新ニュースを追う力だけではありません。モデル名を記録し、状態と退役日を確認し、プロンプトを再検証し、コードや記事を更新する運用力です。

次にClaudeを使うときは、性能だけでなく、そのモデルの状態と退役日も一緒に確認してみてください。

更新履歴

  • 2026年8月16日:現行モデルをFable 5・Opus 5・Sonnet 5・Haiku 4.5に更新。各世代の発表日を含む年表、Active/Legacy/Deprecated/Retiredの定義、Fable 5とMythos 5の提供停止・再提供、Activeモデルの退役日の目安を追加
  • 2026年6月11日:同日時点の公式ドキュメントを基準に初版を作成

参考リンク

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この記事を書いた人

2010年入社、インフラエンジニア17年目。

Windows Server、Linux、Active Directory、仮想化、
Microsoft 365、AWSなどの設計・構築・運用・テストを経験しています。
現在は、生成AI、PowerShell、MCP、Claude Codeを実際に検証し、
インフラ技術・業務自動化・クラウド・キャリアについて発信しています。

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